サンゴ礁文化の保全・継承をめざして
石垣島白保サンゴ礁は、北半球最大のアオサンゴ群集をはじめとする世界的にも貴重なサンゴ礁生態系です。また、沿岸で暮らす白保住民にとっては、「魚湧く海」、「宝の海」、「海が育ての親」と言われる生活と切り離すことの出来ない大切な海となっています。
白保魚湧く海保全協議会は、海とともに暮らしてきた先人の生活文化に敬意を表し、伝統的なサンゴ礁の利用形態を維持・発展させるとともに、集落をあげて白保の海とその周辺の自然環境・生活環境の保全と再生を図り、適切な資源管理を進めることで地域の持続的な発展に寄与することを目的として設立したものです。
白保魚湧く海保全協議会
目的
白保の海とその周辺の自然環境・生活環境の保全・再生とサンゴ礁資源の持続的な利用による地域振興の両立を図る。
設立
2005年7月
事業
- 白保サンゴ礁環境の適切な利用に関する自主ルールの策定
- 白保サンゴ礁環境の保全・利用に関する普及・啓発活動
- 白保サンゴ礁環境の保全・利用に関する情報の収集及び提供
- 白保サンゴ礁環境の保全・利用に関わる調査・研究の実施
- 白保サンゴ礁環境の保全・利用に資する共同事業の実施
- 白保サンゴ礁資源の持続的な利用に向けた研修会・講習会の実施
- その他協議会の目的を達成するために必要な事業
- 前号の事業に附帯する事業
活動地
沖縄県石垣市字白保
小学生118人、中学生67人、教員・指導者30人の全215人が活動(2013年現在)
会員
- 白保サンゴ礁海域で漁業を営む個人
- 白保サンゴ礁海域を利用して観光業を営む個人・団体
- 白保サンゴ礁環境の保全・再生に関する事業を行う団体
- 協議会の趣旨に賛同し、理事会での承認を得たもの
本協議会はあくまでもサンゴ礁環境の維持・向上とその利用による白保地域の活性化を目的としたものであり、政治的活動を目的とするものではありません。